202006/30
今年も半分が終了です。
おはようございます。
ドンヨリとした梅雨空の広がる東京日金本社。
6月最後の日であり、今年の折り返し地点でもある。
何だか暗い気分の中間地点ですね ^^;
新年を迎えたときには想像すらしていなかった状況です。
東京オリンピックが開催され、明るい1年になることと思っていた日金ブログ担当。
自分の誕生年に行われてから、二度目の東京五輪なのです。
ホントに楽しみにしていました。
選手の方達、関係者の方達のご苦労を考えると、簡単に延期とは言えないですが。
来年に開催されるとの予定ですが、いまだに新型コロナの感染拡大が止まりません。
非常事態宣言が解除されたと言っても、感染者がゼロに近づくのはまだ先になりそうです。
ワクチン開発が急がれますが、少し時間が必要。
企業は徐々に出張の自粛を解除し始めましたが、以前のようには中々戻らないですね。
これもやはり少し時間が必要です。
さて、シッカリとした値動きで価格だけは戻ってきた銅相場ですが、株式も含め相場物と言われる商品はほぼ全て戻しています。
私は銅のみの話をしますが、下落前の水準になりました。
しかし、需要は戻ってきません。
新型コロナの影響で、経済活動をストップさせた事は需要を激減させました。
相場だけが値上がりしていますが、肝心のスクラップの荷動きは低位安定しています。
本来ならば、スクラップ需要が無いのだから値下がりするのが相場だと思いますが ^^;
銅は中国において不足しているから相場が上昇していると言うのが定説になっています。
しかし、世界景気が減速しているのに景気敏感商品の銅相場が堅調な推移を見せていることに違和感を持っています。
感染者が最初にピークに達した中国では、世界に先駆けて都市封鎖に踏み切った事で早い段階で第一波の終息を迎えた。
経済活動再開も早い時期に開始したので、景気の立ち直りが世界よりも一歩早い印象です。
中国国内の需要回復が大きければ、回復も早いとの連想で銅相場が堅調なのも理解できます。
しかし、中国からの輸出に目を向ければヨーロッパはまだまだ感染拡大している。
さらに米中貿易摩擦は激化していますし、香港問題も悪化しています。
アメリカは感染が拡大しています。
世界はいろいろな問題を抱えていますが、銅相場に関して言えることは限られているように感じます。
まずは、銅の世界需要の5割を占める中国の動向。
インフラ投資、車、住宅など、人間生活の全てにおいて銅は使用されます。
中国の需要が強い限り、世界の銅は中国に向かいます。
さらに、新型コロナの影響が生産地に特に南米に及べば、供給懸念を材料視します。
また、感染による経済の下支えの為に世界各国が未曾有の金融緩和を行っていることによる金余り。
金余りによって投資先に商品相場を選ぶことは十分に考えられます。
大きな市場というわけでは無い金属商品市場に投機のお金が流入すれば、想像出来ないほどの急騰になる恐れもあります。
実際に生活していると、金余りも感じませんし、銅相場が急騰する雰囲気も感じないのですが、今の世の中は想像出来ない事が起こりますので要注意ですね。
まあ、上がるのか、下がるのか分からないのですが・・・^^;
どちらにも行く可能性があると考えています。
当たり前だけど・・・^^;
今日現在は国内建値68万円。
日本国内の金属メーカーは7~9月のスクラップ納入契約を激減させています。
発生も少ないですが、販売も出来ない状況です。
原料を扱う問屋にとっては、最も厳しい3ヶ月の始まりとなりそうです (T-T)
今日は大雨になるそう。
梅雨なのだから雨が降らなきゃ困りますが、大雨は敬遠したいところ。
最近の天候は、これまた何が起こるか分からないですので、注意するに越したことは無いですよね。
来年の今頃は想像すら出来ませんが、コロナが終息していて東京オリンピックを楽しみにしている自分がいることを願います。
ではっ。