202007/07
七夕です。
こんにちは。
ドンヨリとした梅雨空の広がる東京日金本社です。
この曇り空で織り姫と彦星は会えるのでしょうか。
ロマンチックな話はさておき、九州の豪雨が心配です。
最近の傾向として線状降雨帯っていうのでしょうか?
ずっと同じ位置に雨雲が発生して大雨を降らす場合が多い。
短時間で大雨を降らすので、治水対策が及ばない。
すでに大きな被害が出ていますが、これ以上被害が拡大しない事を祈ります。
昨年の千葉県を襲った強力台風もそうですが、被害は甚大です。
今後の気象災害には、以前の経験値では対応出来ないほどです。
正常性バイアスと言うらしいですが、危機に直面しても自分だけは大丈夫と思い込むところが人間にはあるらしい。
そうはならないように、最悪の事を想定して対策をしようと思います。
皆さんも気を付けてください。
さて、ドンヨリとした相場環境にも関わらず、強い基調の銅相場です。
決して景気が上向いているわけでは無いのに ^^;
南米の産銅国で新型コロナ感染が拡大し、銅鉱石の供給懸念が生じています。
最初に感染拡大が確認された中国の経済回復とともに金属原料、特に銅原料の不足が報じられていましたが、それに追随するかのような銅鉱石の供給懸念ですので、相場は敏感に反応しています。
また、新型コロナ対策でばらまかれた対策資金も相場の上昇に影響しているように感じます。
資金を運用して、利回りを稼がなければならないファンド筋などの買いも入っていると思われる。
底値を付けてからほぼ一本調子の上げに正直戸惑っていますが・・・^^;
相場的にはコロナ急落前の水準まで戻ってしまいました。
これはこれで非常に喜ばしい事なのですが、国内の需要は全く盛り上がらず、相場だけが上昇していることに違和感を持っています。
しかし、国際商品としての銅相場を考えれば、需給ギャップが生じていると考える方が正論になるのかも知れません。
世界需要の半分を持つ中国経済が再開され銅の需要が増加、コロナ感染拡大を抑える為に経済活動を休止した事によるスクラップ発生低下、南米の産銅国のコロナ感染拡大による生産減少懸念。
この3点が現在の上昇相場の原因なのでしょう。
日本国内だけを考えていると相場の上昇は理解出来ませんね ^^;
金属メーカーさんも原料問屋さんも7~9月は扱い量および生産が3~5割減を余儀なくされています。
国内景気もとても上向いている感じはしません。
そんな状況で銅が不足していると言われても・・・^^;
うーーーん ^^;
悩ましい。
これもまた需給ギャップなのかも知れませんね ^^;
金融政策による金余りが相場を支えているのも事実ですが、南米の産銅国の状況は目先のキーになります。
想定外の上昇が起こるかも知れないので要注意。
売れない中での急上昇は、これまた難しい状況になりそうです ^^;
日金ではお客さんに喜んで頂くように頑張って行くしか無いと考えていますよ!!
今週、梅雨が明けるような情報があったと思いますが、ちょっと微妙~。
あんまり早く夏が来ても身体に堪えますので、来週くらいが良いかな ^^
いずれにしても雨の季節は終盤です。
大雨に警戒。
九州の雨が早く止みますように。
私たちも異常気象に気を付けていきましょうね。
ではっ。