日金ブログWEBLOG

202106/23

商品の価値ってどこにある??

こんにちは。

6月も後半になりましたが、梅雨って言う感じの雨降りは少ないように感じる東京日金本社。

これから雨が降り続くのでしょうか。

まだ涼しく感じる陽気に体調は良い日金ブログ担当です。

夜も気持ちよく眠れますね。

東京の夏はエアコン無しでは眠れないので、今の気温は最高です。

間もなくエアコン漬けの夜を過ごすことになると思いますが、それまではね ^^

気温の上昇とともにビールの消費量も上昇中!!

健康管理にも気を付けて行きましょう。

 

さて、今月初めの117万円から11万円マイナスの106万円まで下落した銅相場。

今日は107万円になっています。

数字が大きすぎて間違っているのでは?と何度も見直してしまう ^^;

どうしてこんなに下がったのでしょう??

今月のFOMCでテーパリングの議論が行われた事と中国の物価上昇抑制策が主な要因と考えられます。

横文字やらカタカナが出てきたのでちょっと整理しますね。

FOMCとは連邦公開市場委員会と言って、アメリカの金融政策を決定する委員会です。

そこで、テーパリングの議論→テーパリングとは先細りの意味です。模型とか工作でテーパーをかけると言いますが、先に向かって細くなっていく意味で、金融緩和策を縮小していく意味で使われます。

それのどこが銅相場に関係しているのか??

中国は世界の銅需要の約半分を占めていますので、商品価格の急騰による悪影響を懸念して政策を打ってくるのは相場の下げ要因なのは理解できます。

しかし、テーパリングとは??

金融緩和によって市場にあふれ出た巨額のお金が投機に向かって商品相場を押し上げていると考えられます。

アメリカの巨額の金融緩和はドルの金利を下げる効果がありドルの価値が下がる事が想定されます。

よって、ドル建てのLME銅相場はドルの価値の下落によって割安と評価されますので、ドル建ての商品は値上がりする事で価値の低下を防ぐ動きが働くと言われています。

これとは逆にドルの価値が上昇する場合は、ドル建て商品は割高と評価されますので相場の下落により割高になるのを防ぐ動きが働きます。

金融緩和縮小に向かう、いわゆるテーパリングが行われると、ドルの金利が上昇しドル高に向かうと考えられます。

そのためにドル建ての商品は相場が下落に向かうと考えるのが通常の考え方になります。

商品相場においてはアメリカの金融緩和は上昇要因になり、テーパリングは下落要因になると言うことですね。

何度も同じ事を書いているので分かり難いかも知れませんが、そんな状況も踏まえて相場を見ると面白いかも知れません。

さて、急落した相場ですがこのまま下落するのか、それとも元の価格に戻るのかはよく分かりませんが、高い相場に拒否反応があるのは事実です。

商品の価格は、それを買ってくれる消費者が納得する価値であればその価値は肯定されるのですが、高すぎると考える人が多い場合には拒否されて消費が落ち込む事も考えられます。

世界中で銅は使われますが、皆さんはどのように感じているのでしょう??

多くの人の考え方通りに相場が動くと思いますので、消費動向には興味津々です ^^

 

ところで、ワクチンの接種券は届きましたか?

日金のある東京都大田区は今月の末くらいから現役世代にも配るらしい。

副反応とか言われていますが、人にうつすのは阻止しなければと思うので、速攻で予約したいと考えています。

早く、マスク無しで飲み会が出来る世の中になりますように!!

ではっ。