202202/02
グリーン原料はスクラップだっ!!
おはようございます。
冬晴れの東京日金本社です。
梅は咲いたか、桜はまだかいな?
そろそろ梅の花が開く頃でしょう。
殺風景な街並みに色が付いていきます。
早く暖かくならないかと心待ちにおります。
早くコロナが終息しないかと願っています。
さて、表題の件ですが、グリーン原料とはなんでしょう??
グリーン=環境に負荷をかけない。
いろいろな言葉に派生しています。
グリーンエネルギー、グリーン投資、グリーン融資、グリーン資源、グリーン俺??・・・。
グリーンを付ければ何でもアリですね ^^;
私たちの業界では、非鉄金属スクラップを扱いますので、言わせて頂ければグリーン原料じゃないでしょうか。
世の中に金属として生まれ、人間の生活のために利用された金属を原料として再利用し、再び人間の生活に役立つ製品にしていく。
これでリサイクルが完成するのですが、ちょっと考えなければいけない事があります。
原料に使える金属と使えない金属があると言うことをご存じでしょうか?
昔から言われていますが、『分ければ資源、混ぜればゴミ』
この言葉の通り、原料として使用するにはシッカリと分別する事が大事になります。
まあ、全ての金属が混ぜればゴミというのは極端ですが、実際にはゴミになってしまう物も存在します。
先に紹介しますと、混ざってしまったけれど価値のある金属は、溶解し、さらに電気分解することで、世の中に再利用されています。
大手の金属会社さんが大きな設備で再生しています。
アルミにしても、ボーキサイトという原料から還元された金属です。
莫大なエネルギーを使用し、大量の二酸化炭素を排出させてしまう工程を経て使用出来る金属になります。
鉄、アルミ、銅、錫、亜鉛、ニッケル・・・・。
数多の金属が存在しますが、すべて人間の生活に必要なものです。
使用済みの金属をどのように再利用するのかが最も大事な仕事になります。
私たちの業界はその一翼を担っています ^^
もし、使用済み金属をそのまま原料として使う事が出来れば、莫大なエネルギーを使い大量の二酸化炭素を排出させる工程を省くことが出来るかも知れません。
全部を再利用出来る事は今のところ不可能ですが、製品の製造工程から検討し、私たちのリサイクルへの理解を進めていけば、大量のグリーン原料を作っていく事が出来ると考えています。
グリーン原料=環境に負荷をかけない原料
理想ですが、後世にとって大切な役割になると思います。
純度が高い金属が優れていると考える方が多いと思いますが、実は製品によっては混ざり物があった方が良い物もたくさんあります。
綺麗過ぎる水では魚も住まないと言いますが、金属の世界でも不純物が全て悪というわけではありません。
許容範囲が存在していて、ある程度の混ざり物は許容されます。
また、その不純物のお陰で製品がより優れた物になることもあります。
そう考えれば、純度の高い金属が必要な製品もありますが、利用方法によっては多くの再資源を使う事が出来る可能性があります。
型の綺麗な野菜でないとスーパーで売れないと聞きますが、型が悪いと食べられないのでしょうか?
そんな無駄な思考を省く努力が私たちにも必要だと思っています。
グリーン原料はスクラップだっ!!
この言葉は今後も話していきたい内容です。
また、機会を作って紹介しますね。
2月になってもオミクロンの勢いは収まりません ^^;
かれこれ2年になりますね。
インフルエンザのように今後も付き合って行く事になりそうです。
日金ブログ担当は、重傷化しやすい年齢にさしかかっています。
気を付けなければ。
皆さんもお気をつけください。
寒い季節は、もうすぐ終りますよ。
ではっ。