202212/29
ま・さ・かの2022年の終わりに。
おはようございます。
本日、12月29日は日金の年内最終営業日です。
今年のスクラップは今年のウチに売却を考えている方は、是非持ってきてくださいね。
さて、2022年は皆さんにとってどんな1年でしたか?
3年目を迎えたコロナ禍ですが、いよいよアフターコロナに世界が舵を切った年にもなりました。
コロナ規制の緩和が始まり、世界的な金融緩和が終了しました。
大規模な金融緩和によるインフレを抑制するために金融引き締めを開始。
経済を180度方向転換するのですから、いろいろな方面に大きな影響が及びました。
その渦中において、ま・さ・かのロシアによるウクライナ侵攻。
本当に侵攻すると予想していた人は少ないのでは??
資源国でもあるロシアの侵攻によって資源価格が高騰しインフレに拍車をかけました.
欧米各国では、コロナ緩和による金余りが招いたインフレを押さえ込むために利上げによる金融引き締めを始めた矢先の出来事でしたので、この事によりさらにインフレ抑制が難しい状況となりました。
しかし、中国がゼロコロナ政策を継続していたので、中国国内の需要が減少していたことは物価上昇の抑制にはなったのかも知れません。
景気を犠牲にしても物価上昇を押さえ込むとの宣言通り、アメリカFRBは金利を上げました。
当然ながら日米の金利差は拡大し、為替相場は歴史的なスピードで円安ドル高へと進みました。
輸入にて資源を確保している日本では、円安により資源価格がさらに上昇。
最近は少しずつですが、物価上昇スピードが緩和されたとの判断で、アメリカの利上げスピードが緩やかになりつつあります。
そんな最中、12月になり中国国内において厳格に行われていたゼロコロナ政策への反発デモが起き、ま・さ・かのゼロコロナ政策の転換となりました。
中国の政策転換により景気優先の動きを強めるとの思惑から、資源価格は底堅く推移しています。
さらに、今年のまさかがもう一つ。
日本銀行のま・さ・かの金融政策転換です。
0.25%でイールドカーブコントロール(この金利をターゲットにして無制限に国債を買い続ける仕組み)を0.5%に引き上げた事。
低金利に張り付かせ、景気刺激を継続するという政策を転換したと考えられています。
これにより、一方的であった円安ドル高の流れが変わり、アッという間に150円台から130円台へと為替が大きく巻き戻されました。
短期間で20円もの変動幅は、異常と言えるでしょう。
まさか、まさか、まさかの3連発に市場は混乱しています。
落ち着きを取り戻すには時間が必要ですね。
今年の日本国内銅建値は100万円を下回ることは無く、136万円を最高値に105万円が最安値だったように記憶していますが・・・合っているかな??
日本において資源を扱う人達は、資源相場も気になるところですが、為替相場も大きな変動要因になります。
二つの相場を見なければならないので、神経をすり減らした1年になりましたね ^^;
来年はどんな1年になるのでしょう?
鬼に笑われるので、予想はまた新年に ^^
末筆になりますが、今年の日金はどうでしたか?
日本国内において資源の大切さを実感する年になりました。
スクラップを精錬して地金にするのも大事ですが、スクラップをそのまま原料として使用し新たな製品を作っていく事が、脱炭素においては必修となります。
家庭内でも会社でも、小さな心がけが環境を守る事に繋がると言う事を紹介していきたいと思います。
日本国内にある大事な資源を最適なリサイクルで社会に戻す役割を少しでも果たしていきたいです。
金属関係で分からない事がありましたら、何なりとご相談ください。
また、日金にご意見ご希望があればお聞かせくださいね。
本年も大変お世話になりました。
皆さんが良き新年を迎えられますように。
また、来年もどうぞよろしくお願い致します。
ではっ。
2022年最終営業日にて。