202301/07
2023年、あけましておめでとうございます。
おはようございます。
皆さん、良き新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。
関東では穏やかな晴天が続いた年末年始でしたが、雪の多い地域では大雪で大変なようです。
どうか、お気をつけくださいね。
何はともあれ、正月休みはあっという間に過ぎ去り仕事モードへの切り替えをしなければなりません ^^;
おめでたい新年を迎えたのですから、良い1年にするべく気合いを入れてお仕事も頑張って行きましょう!!
くれぐれもケガの無い1年にしましょうね。
安全に勝る仕事は無いですよっ ^^
さて、正月休みの間も取引が行われていたLME銅相場ですが、下がりそうで下がらない。
下がって欲しい訳では無いですが、今の経済状況において不思議ですよね。
今の経済状況とは、コロナ禍からの景気回復のための金融緩和が終わり、行き過ぎた緩和によるインフレを抑制するために景気を犠牲にしても金利を上げる金融引き締めを行う世界の事です。
物価高騰を抑えなければ、庶民の生活が苦しくなる一方ですので・・・ ^^;
物価高騰を抑えるには・・・
- 各国の中央銀行が金利を上げて過熱した景気を冷ます事が必要。
これは、景気が過熱してバブル的な要素を醸している場合、今日より明日、今年よりも来年の方が物の値段が上がるなら誰よりも先に購入しようとしてしまい、無限に価格が上昇してしまいます。
物欲を抑制するためにも金利を上げる。
金利を上げると住宅ローン金利もカードローン金利も上がるので購入意欲が減退するというストーリーです。
しかし、同時に景気減速を招くことも承知しなければなりません。
- コロナ禍において混乱した物流網や生産現場の再構築。
自宅待機や濃厚接触者なども隔離するとなると、通常業務に支障を来します。
生産現場や物流網も大打撃。これにより、通常であれば物不足を起こすこと無く消費者に提供されていた物が不足し、取り合いになってしまうことで起こる価格上昇。
例えば、10個のまんじゅうを一人の人が買いに来れば定価で購入出来ますが、1個のまんじゅうを10人が買いに来れば、転売ヤーなどが出現し取り合いになってしまい定価の何倍もの価格がつくこともあります。
これを抑えるためにも、生産現場や物流網が以前のように支障を来すこと無く運営する必要があります。
- 人手不足による人件費の高騰。
コロナ禍において、働く人材が不足してしまった。
アメリカなどでは、移民によって賄われていた仕事がコロナによってその人材が国に戻ってしまい今も人手不足と聞く。
先ほどのまんじゅうの例えと同じで、一人の人を多数の職場が求めれば人件費が上昇するのは当然です。
同じような労働であれば、働く人は出来る限り高い給料を求めるのですから。
人手不足が解消されるのは、まだ当分先の事になると思います。
これも景気が減速すれば、仕事が無くなり人手不足が解消されるという考え方も存在しています。
以上の3点が主な物価高騰の要因ですが、いずれも高騰を抑えるには景気減速を目指しているようにも思えます。
先述のこんな経済状況にも関わらず・・・銅相場は堅調です ^^;
考えられるのは、コロナ禍が過ぎれば脱炭素が声高に叫ばれ、お金儲けをしたい投資家さんたちはそれを予想し先回りして資源を買っているのでは??
脱炭素関連で言えば、電気自動車、再生可能エネルギーがすぐに頭に浮かびます。
バッテリーに使われる、ニッケルやリチウム、コバルト。
太陽光発電に使われる銀。
さらに、電気を使うとなれば銅でしょう??
こんな発想だとしか思えません。
中国のコロナ感染爆発も気になるところですが、一日も早く世界の人々がアフターコロナに移行出来るような年になるよう願っています。
日金では、少しでも脱炭素のお役に立てるように頑張りたいと思います。
何が脱炭素??
人が使用したスクラップをまた製品に戻し、また使用する。
このサイクルが最も環境および資源を守る手法だと思います。
高度な選別加工により、シンプルなリサイクルの流れを作りたいと真面目に考えています。
また、自分たちからの提案を発信していく事も考えていますよ。
ご意見や金属のご相談はお気軽にしてくださいね。
どうか、本年も日金をよろしくお願い致します。