202301/25
インフレと金利とコロナ対策
おはようございます。
今日は、凄く寒いですねぇ。
都心で氷点下になるのは何年かぶりのようです。
冬は寒くて当たり前なのですが、人間はギャップに弱い動物なのですね。
急に変化されると、想定以上に寒く感じる ^^;
寒さにも暑さにも弱い日金ブログ担当は、コタツに首まで入りたいと朝から思っています。
春はまだ遠し、今日も頑張って行きましょう。
中国が春節ということで、少し静かな感じのするスクラップ業界です。
需要も低調ですが、発生も低調。
なんだか、変にバランスがとれているような・・・^^;
今後気になるところは、春節開けの相場でしょうか。
現在の国内銅建値は127万円。
めちゃ高い水準です。
インフレを抑制するために世界各国が金利を上げて景気を強制的に減速させ、資源やエネルギー価格を低下させようとしている。
これに対して、中国はゼロコロナ政策の解除を打ち出し経済の再開を宣言。
世界の資源やエネルギー価格の下落基調を転換させる事態になりました。
日米欧の先進国は景気の減速に備えますが、一方の中国では経済の再開に備える。
両者のネタの引っ張り合いにより、世界需要の半分を中国が占めている銅相場は上昇基調になっていると言うのが、今現在の相場です。
資源価格が中国の経済再開をネタに上昇してしまえば、せっかく金利を上げてインフレを押さえ込もうとする政策に逆行するような物価上昇につながります。
世界経済の動向は、各国の思惑通りには動かないものですね。
資源とエネルギー価格が、中国の経済再開により需要が増加するとの予想で、思ったようには下がらず逆に上昇すると言うことは、インフレ抑制するにはさらに金利を上げる必要があるのだろうか?
極端に金利を上げれば、確かにインフレは収まるだろうが景気が悪化してしまい、インフレ以上に生活が苦しくなる恐れもあります。
ロシアウクライナ戦争もインフレ要因になりますが、一向に終息に向かう気配も無い。
この戦争も資源価格高騰の一因です。
脱炭素を目的に資源価格が上昇したのは相場の材料に過ぎず、実際に脱炭素を実行していくのはこれからですので、その点においても資源価格が下落するとは考えにくい。
天然ガスは、記録的な欧州の暖冬により、逼迫を免れ価格が下落しました。
高値から計算すると約8割の下落です。
これはこれで、とんでもない相場です ^^;
銅相場においては、天然ガスの様な極端な下落は無いと思いますが、中国の動向によって堅調に推移すると考えています。
インフレ抑制のために金利を上げたのに、外部要因で物価が下がらない。
想定通りに物価を下げるのは難しいのかも知れません。
アメリカFRBは、物価上昇の目安を2%としていますが、ここまで下落させるのは至難の業と思われるのが今の世界です。
今後は、5%程度の物価上昇が通常運転になるのかも知れません。
我が国、日本は賃金の上昇が物価高をカバーしなければ、私たち庶民は苦しくなる一方ですよー ^^;
明日までは凄く寒いとの予報です。
ドラム缶に入っていた水を工場内に流したら、すぐに凍りました ^^;
滑りやすくて危険!!
そうは言っても、隣接する公園の紅梅は綺麗に咲いています。
花は確実に季節の移ろいを感じているようです。
もう少しすれば春めいてくるのかも知れません。
皆さんも体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。
ではっ。