日金ブログWEBLOG

202309/21

長い夏

こんにちは。

長い長い夏がようやく終ろうとしています。

ホントに暑い夏でしたね。

30度くらいが涼しく感じるのは異常な高温に慣れてしまったからなのでしょう。

人間の体の対応力はスゴイと感心してしまいます。

熱中症が注意されるようになり、気候の変化を感じる今日この頃です。

この夏の疲れが出てくる時期です。

ご自愛くださいね。

 

さて、中国の動向次第と思われていた銅相場ですが、中国不動産市況の低迷にも関わらず、堅調な相場展開になっております。

世界需要に半分を占めると言われる中国経済に左右されるのは致し方ない所です。

しかし、不動産市況の低迷は原材料の相場にもう少し反映される方が健全のように考えてしまう。

例えば、貿易統計、物価、消費・・・など、全てにおいてマイナスに落ち込んでいます。

LME銅在庫も最も少ない時の2倍以上。 キャンセルワラントの減少を考慮すれば、自由に出し入れできる在庫は3倍以上の増加を示しています。

LMEの倉庫在庫だけでは一概には言えませんが、需要が落ちていると考える方が妥当だと思います。

少ない物を取り合えば価格は上昇し、物が余ってくれば価格は下落する。

このシンプルな考えに沿わないのが現在の相場ですね。

時間的なタイミングの問題もありますが、将来的にはEV(電気自動車)、脱炭素の実現に向けて、銅需要は大きく伸びる事が予想されています。

それはそれで確実視されていますが、目先の堅調さは長い未来を見据えているものなのかは分からない。

また、銅の相場を考えるときに円ドルの為替を考える必要があります。

現状は円安ドル高に向かっていて、今日は148円台になっています。

この先も日銀は金融緩和を継続させていくでしょうし、アメリカFRBは金融引き締めを続けるでしょう。

何とも対照的な政策ですので、日金が0金利解除に動いても、一時的に円高にはなるでしょうが、将来はもっと円安になるような雰囲気ですね。

どうなるのでしょう?

円安になれば、輸入商品である銅は値上がりをします。

益々、貴重な資源になっていくのでしょうか。

今日の国内銅建値は127万円也。

高いですよねえ。

LME銅相場は大きく動いていませんが、やはり円安ドル高が価格に大きく影響しています。

日本で金属取引をするのは難しいですねえ ^^;

 

どうやら今日は雨になるらしい東京日金本社です。

この雨が季節の変わり目になるとの天気予報。

夏が終るのは何とも寂しさを感じますが、くそ暑いのも勘弁してほしいですよね。

年間で5ヶ月は夏になる近年の日本ですので、体調管理も難しい。

これから急に寒くなるかも知れないし、何とも移り身の早い四季ですね ^^;

短い秋を楽しく過ごしていきましょうね ^^

ではっ。