202310/18
キンモクセイの咲く頃
おはようございます。
暑い暑い夏が過ぎ去り、1年のうちで最も快適な季節です。
日金本社に隣接する公園は、キンモクセイの香りに包まれています。
なんとも爽やか?気持ちが落ち着く香りです。
花の香りで季節を感じるほど情緒深い人間ではありませんが、暑かった夏を思い出しセンチメンタルな気分ではあります。
いつまでも続くと思われた猛暑も必ず過ぎ去り、違う季節がやってきます。
この心地よい季節を少しでも長く楽しみたいですね。
さて、10月になり新しい期になった日金です。
今期はどんな事があるのでしょうか? ワクワク ^^
気持ちも新たに頑張って行こうと思います。
しかしながら、世界の情勢は刻一刻と悪化しています。
ロシア・ウクライナの戦争に続き、中東のイスラエル・パレスチナが戦争状態に。
ミャンマーでも争いが絶えません。
世界はコロナ禍からの立て直しの時期にあり、対策を行ったツケを払う時期に来ています。
コロナ禍後の需要の急回復や分断されたサプライチェーンにより急激な物価上昇が起こっています。
今も物価を抑えるために金利を上げて景気を抑制する政策をとっていますが、過熱した景気を冷やさずに落ち着かせるのは困難を極めています。
ですが、このタイミングというか、このタイミングだからこそ世界各地で紛争が勃発しています。
ロシアは重要な資源国ですので、原油および鉱物資源の価格に大きな影響を与え、ウクライナは小麦の重要な生産国ですので、食料価格に影響を与えています。
また、中東紛争が拡大してしまうと、原油生産に悪影響を及ぼし価格急騰が懸念されます。
各国の経済対策によって下火になりつつあったインフレが再燃しかねない状況になっています。
したがって、金利をさらに上昇させる必要があるのでは??との観測が広がり、国債価格や債権価格が値下がりをしています。
本来ならば、金利が上がる局面では株価は下がると考えるのが通常かと思いますが、株価は堅調推移しています。
金利を上げると言うことは、企業の資金コストを上昇させて需要を減少させるため、商売全体を縮小させると考えるために業績は下落し株価も下落すると連想するからです。
しかしながら株価が堅調であるのは、景気減速は起こらないと楽観的な人が多いと考えることも出来ます。
ですが、金価格が再び上昇しています。
金利が付かない金が人気なのは、この先の経済に不安を感じている人が増えていると言うことかも知れません。
話を私たちの資源業界に戻しますと、金属製品メーカーは需要が減退し生産が低調との話が聞こえてきます。
生産が少ないので原料も必要ないのは当然だと思います。
メーカーが要らないのなら、市中で原料が余るはずなのですが、なぜかスクラップが異常に少ない。
っというか、ほとんど無い ^^;
余り物に値段無しの業界ですが、需要が少ないのに物も少ない。
少ない商品を買うので価格がめちゃめちゃ高い ^^;
どうなってるの??
高く買わなくては仕入れられないのに、売れる量は少ない ^^;
これでは問屋さんはやっていけません。
愚痴ってもしょうが無いので、出来る事を少しずつでも前へ進めるしか無いですね。
必ず違う季節が来るのですから。
争いは長期にわたって醸成された理由があるのでしょうが、犠牲になるのは弱い子供や女性。
なんとか話し合いで解決出来ないものなのか。
しかし、歴史を調べると禍根は根深い。
それぞれの立場での理由があり、それぞれが自分の考えを正論だと主張する。
争いが絶えないのが人間なのでしょうか。
争いがさらに禍根を増幅させ、次世代にも引き継がれる。
現代の日本は平和な国ですが、世界には苦しんでいる人達がたくさんいる。
私たちに何が出来るのだろうか。
一日も早く、戦争が終結しますように。
ではっ。