202311/01
い~~~日ですね ^^
こんにちは。
1並びの11月1日、秋晴れの広がる東京日金本社です。
風も無く爽やかなとても気持ちの良い天気です。
やはり、暑い夏をなんとかやり過ごした後のこの気候は有り難いですよねえ ^^
ホント、気持ちい~~~!!
こんな気候がずっと続けばと考えてしまいますが、季節は少しずつ移ろっています。
朝晩は冷え込む日も多くなってきましたね。
昼間と夜の気温差が激しい時ですので寝冷えしないように気を付けていきましょう。
さて、下がるのか?上がるのか?よく分からない銅相場ですね。
私たち、日本国内で金属のお仕事をする場合に価格を決める要素が二つあります。
一つ目は、LME銅相場です。
LMEとは、ロンドン・メタル・エクスチェンジの頭文字を取った略語でして、英国の商品取引所のことです。
世界の金属取引の中心地になっていて、世界中の金属の価格の元になる場所です。
ここでは、上場している金属が全て取引され、ドル建て金属価格が決定されます。
二つ目の価格決定要素は、為替相場です。
先ほど、ドル建て金属価格と書きましたが、日本ではドルで決まった価格を日本円になおして取引します。←当たり前ですが ^^;
ドルを円で計算するので、為替相場によって金額が大きく変わる事があります。
現在、円は151円くらいになっていますので、ドル建ての銅価格に151円を掛けると国内価格になります。
さらに、銅は海外から輸入されますので、その時にかかる輸送費や通関料金などの手数料が加算されます。
それらを合算しますと、国内で取引される銅価格が分かりますよ。
しかし、商品取引所で銅というのは、電気銅の事を言います。
電気銅とは?
金属精錬メーカーが、電気分解する事によって製造される99,99%以上の純度の銅地金を電気銅と言います。
この電気銅を指標として、銅スクラップの価格が計算されています。
私もこの業界に入るまでは、まったく知らない世界でしたので、分からない人も多いと思います。
なんとなく銅が高い事は知っているけど、なんで高いのか分からないと思います。
ドル建ての銅相場が高い時もありますが、日本においては円安のために銅が高い場合もあります。
現在のLME銅相場は、8100ドルぐらいです。
これに為替を掛けて、諸々の手数料を加算すると、だいたい現在の国内銅建値127万円。
単位は1トンあたりの価格です。
と言う事は、1キロで1270円もするんですねぇ~ (゚Д゚)
確実に私のランチ2回分にはなります ^^;
そんなに高い金属ですので、大事に使っていかなきゃいけませんよね。
ご家庭にも銅を使用している物はたくさんあります。
ちょっとした意識の違いで、資源循環を行う事ができます。
それが、世の中のため、自分自身のお財布の助けにもなるかも知れませんよ ^^
分からない事があったら、何なりと聞いてくださいね。
何かの助けになれば嬉しいです。
ではっ。