201710/04
新しい期に向けて ^^
皆さん、こんにちは。
秋も深まり、過ごしやすい日が続いています。
夜はとても気持ちよく寝られますね ^^
時間が経つのは早いもので、新しい期を迎える時期になりました。
日金の決算月は9月なので、一年の仕事の成果をあらためて数字で確認する時でもある。
今回の〆は、比較的に良い一年だったと思います。
アメリカ大統領選挙でトランプさんが当選した時はどうなることかと思いましたが、非鉄金属相場にとっては急騰という結果になりました。
日本国内ではトランプ当選=大暴落というストーリーが信じられていましたので、真逆の反応に戸惑いもありました。
マスコミは本当にあてにならん ^^;
下げ続けた相場でしたので、上げを予想しなきゃいけなかったのかも知れないと後悔する一年でもありました。
下げ相場よりも上げ相場の方が良いのは、その前の年を振り返っても明らかです。
下がっている時は極端に荷動きが停滞してしまいます。
やはり、荷動きが活発でなければ仕事として利益を取れません。
ですので、上げ相場はすべてを好循環にさせる ^^
当たり前の事のように聞こえますが、メーカーさんに直接納入する原料問屋さんはこれでいいのでしょうか??
金属メーカーは原料を購入して溶解し、製品を作るのが仕事です。
その源流とも言える原料問屋が相場環境によって供給を増減させるのはいかがなものか。
今現在、日本の金属メーカーはとても繁忙でフル生産が続いています。
ところが、10月~12月の長期契約をみると・・・増量の話しも単価上げの話しも皆無。
なぜなのでしょう??
それどころか、契約数量減または単価下げの話しばかりです。
国内銅建値が高い水準にあるからと言っても、それほど悪い材料は見当たらない。
考えられるのは、スクラップ原料を扱う私たちの姿勢の問題なのかも知れません。
メーカーの生産が好調という事は、使用する材料も必然的に増えるはずなのに・・・。
逆に減っているという事は、違う材料を購入するからスクラップ原料はいらないという事。
では、材料の購買方法を変更した理由は何でしょうか?
例えば地金を購入の場合
① 品質が安定している
② 価格が高い
③ 相場の上下に関わらず購入できる
上記の三点がメリット、デメリット。
ところが、スクラップ原料の場合
① 品質が安定していない
② 価格が安い
③ 相場の上下によって購入できる数量も上下してしまう
このような事が考えられます。
地金とスクラップ原料との比較で地金購入に転換しているとしたら、それはスクラップ原料を扱う私たちの姿勢の問題となるわけです。
私たちスクラップを扱う問屋は、
① 品質を安定させる技術
② 価格を地金よりも安く
③ 相場の上下に関わらず必要数量を納入する
これを実行していかなければ必要とされないのかも知れません。
今までの商売を考え直す時期に来ているようです ^^;
前期は苦しい中、多数のお客様に応援して頂きました。
日金に材料を売ってくださるお客様、また、日金から材料を買ってくださるお客様、本当にありがとうございました。
日金では今期もお客様に喜んで頂けるように当たり前の事を当たり前にやる。
また、商流の変化に伴って先ほどお話しました、原料の購入方法も変わって来ています。
スクラップ原料のメリットを最大限感じて頂くような仕事を作っていきたいと切に思います。
良い品質の原料を相場の上下に関わらず、必要数量を地金よりも安く提供してスクラップ原料を使ってくださる方たちに喜んで頂く。
これを目標に頑張っていきます。
今期もどうぞ日金をよろしくお願いします。