201608/31
台風一過
おはようございます。
夏が戻ってきたような台風一過の青天が広がる日金本社。
今日は熱中症に要注意ですね ^^;
台風10号は東北地方に上陸して日本海に抜けたようですが、東北と北海道で被害が出ています。
それにしても変な動きの台風でしたね。
南下したと思ったら、勢力を強くしてUターンしました。
天気予報も観測史上初めてと言っていましたが、気味が悪い。
最近の雨の降り方も異常ですし、日本近海で台風が発生するのも変だし、異常とも言えるほどの猛暑も昔には無かったと思います。
昔? それは日金ブログ担当が子供の頃の事(笑)
先日、テレビで『三丁目の夕日』が放送されていましたが、その頃に近いですかね ^^
日々、人間の生活が便利になりましたが、その過程で壊してしまった物があるのでしょう。
近年の異常気象にそんな事を考えるのはブログ担当だけでは無いでしょうね。
私たちの金属リサイクル業も環境への負荷を少しだけでも軽減していると自負しています。
相場、相場と言いますが、環境事業と考えると少しは心が安らぐのは、ブログ担当が相場にやられ過ぎて病んでいるのかも知れませんね(笑)
とはいえ、未来への貢献と考えてがんばるしかないです ^^
さて、悩みのタネとなっている非鉄金属相場ですが、1年3か月に渡って下落が続いていますよー ^^;
ホントにいい加減にしてくれーと投げやりな気分。
買えば下がるの繰り返しで、業界全体が地盤沈下を起こしたような雰囲気であります。
適正なリサイクルを行うには、コストがかかります。
適正なマージンを頂いて仕入れをしても相場の下落でコストどころか原価を下回る状態が続いています。
これは堪らないねえ ^^;
本来のリサイクルとは、市中で仕入れた金属スクラップを選別加工して適切な品質を持つ原料にすることなのですが、利益無きところに良い循環は生まれないですよね。
発生元は相場を見ながら高い相場を狙って売却し、買い取った問屋は選別加工している間に相場が下落し大きな損を被る。
問屋側としては、市中の品物が少ないので通常よりも割高な価格での取引が常態化していますので、これまた損の上塗り ^^;
このままでは、リサイクルの仕組み自体が崩壊しかねない事態になっています。
相場で取引される商品を扱っているのですから当然と言えば当然なのですが、上げ下げがあるのが相場であって、下げ続けるのは相場じゃないですよーっとどこに向かって叫ぼうか。
さて、ひとしきり愚痴を話してスッキリした ^^
マジに銅相場を点検してみましょう。
ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の発言が注目されました。
アメリカ経済の状況を踏まえ利上げに前向きな発言だったこともあり、為替が円安ドル高に基調が変わってきました。
為替のドル高傾向は商品市況にとっては下落要因です。
理由は、ドル建てで取引されますので、資源国通貨に対してドルが高くなれば、ドル建ての商品価格が下落しても自国の通貨での取り分は同じになると言う理屈です。
分かり難いですが、ブログ担当も最近になって頭に馴染んで来た感じがする ^^;
中国の景気減速は深刻なようで、国営企業に投資を促しているようですが、民間投資は減少しています。
国家主導の景気対策によって景気を盛り上げようとしていますが、民間は盛り上がっていないと言うことなのか。
LME銅在庫の増加も悪材料として取り上げられていますので、目先の反発は考え難いですねえ ^^;
せめて、円安によって建値が反発しないかなあと思っている。
世界需要はインフラ投資などで3パーセントくらいは伸びています。
銅相場がいつまでも下落することは無いはずなのですが、今はまだ明かりが見えない。
2016年の8月も今日が最終日です。
夏休みの宿題に慌てている子供はいるでしょうか?
天気と気温は真夏そのものですが、トンボの飛ぶ姿に秋を感じます。
少しセンチメンタルな気分。
オッサンが言っても可愛くないね (笑)
頑張っていきましょう ^^
ではっ。