201604/12
戻っちゃった ^^;
こんにちは。
風は冷たいけれど、春の日差しを感じる日金東京本社。
天気は良いけど、気分は全く冴えない今日この頃であります。
3月末には61万円まで回復した国内銅建値ですが、4月の新年度入り後には合計6万円の下落 ^^;
また、55万円の最安値に戻ってしまいました。
原油相場の不安定なことも影響していますが、3月の戻り相場も実需では無かったと言うことなのか・・・。
やっと上昇基調になってきたと、光が差してきたスクラップ業界も暗雲が立ち込めてしまいました ^^;
下げ始めたのが去年の5月からですので、丸々1年間下げ続けたことになります。
1年間あれば、相場は3~4回は上下に動くものなのですが、今回は下↓ゲ・・・とにかく下げだけですので儲ける機会はノーチャンスなのです。
半年ならまだしも丸ごと一年の下落では、厳しいですねえ ^^;
非鉄金属スクラップは、商品を選別加工して付加価値分を儲けていくお仕事なのですが、付加価値をつけている間に仕入れ値を下回っていることが一年間も起きているわけでして・・・ ^^; これじゃあタマランですね。
相場は、波が大きければ引き波も大きい。
2000年あたりからの資源相場の上昇が中国景気の減速によって水が引くように収れんされていると考えられる。
上昇が始まりだした頃が、確か国内銅建値30万円くらいでしたから、そこまで戻ってしまうのか?
いやいや、そんなことはあり得ない。
何故なら、人口は増加し続けていますので、一人当たりの資源消費量が新興国ではまだまだ伸び続けていきます。
いつになるか分かりませんが、一人当たり消費量が先進国に近づいていくと考えれば・・・限りある資源がさらに値下がりするとは考え難い。
今までは、中国の成長スピードと新興国の経済発展を予測して世界の銅生産量を増加させるように設備増強をしながら生産してきました。
ところが、中国の景気減速などにより一時的に需要が減少し、需給バランスが余剰に傾くと相場が下落基調をたどることになった。
原油も中東OPECの政治的な意図があるにせよ、理屈は同じ。
しかし、成長速度が鈍化したとは言え、成長を続けていますので、増産しなければいずれは需給関係がバランスすることになる。
銅は相場の下落に伴い、グレンコアやフリーポートと言った資源メジャーが権益を売却し、減産しています。
需給バランスは近い将来にはバランスするでしょう。
原油と同じように扱われやすい銅相場ですが、需給関係は銅のほうがバランスは良い。
気分は滅入りますが、ここは踏ん張りどころです。
円高とのダブルパンチでヘロヘロですが、頑張らなきゃですよー ^^
6月までは不安定な相場展開になりそうです。
多分ですが、アメリカの利上げも6月または7月にはやりそう ^^;
また、EU離脱を問う国民投票がイギリスで行われるのも6月ですよね?
直近の気になるところは、4月17日のOPECの増産凍結が決定されるかどうか。
中東産油国と非OPECが協調できるのか、経済制裁が解除されたイランの増産分をどうするのか? 決めなければならない問題は山積しており、難しい会議になりそう ^^;
増産凍結だけでも決定出来れば銅相場にも好影響と考える日金ブログ担当ですが、戻ったら売らなければならないとも考えている ^^;
あまりにも原油が上昇したらシェール企業が増産するでしょうから、需給の余剰は改善されないと考える。 マイナス思考でしょうか?
良い話が無いですねえ、ホントに ^^;
3月4月と学生時代の懐かしい友達と会う機会が多い。
それも何十年ぶりという感じ。
何年経っても会えば学生時代に戻れるのが嬉しいです。
転勤、転職などの別れもありますが、何故か人が集まりたくなるのも春の特徴なのかも知れませんね。
相場に悩んでもしょうがないので、気分転換に勤しみながら、良いアイデアが生まれるのを待つのもいいか ^^
待つのは性に合わないので探すのも良いですね。
ポジティブシンキングで行きましょう。
ではっ。