201601/27
原油は大変だぁ ^^;
こんにちは。
澄み渡った青空の下、気持ちの良い東京日金本社です。
最近の寒さは半端なかったですね。
12月の異常な暖かさの反動なのでしょうか、雪は降るし気温は氷点下となり久しぶりにザッ真冬を体験しましたね。
日金の本社工場は、夏はとっても日当たりが良く、冬は全く日が当たらない工場です。
降った雪を端っこに寄せておいてもご近所の中ではいちばん最後まで残っています ^^
先週に降った雪がまだ残っていて、通学する小学生たちが毎日蹴っ飛ばしても無くならない(笑)
そんな寒い本社工場ですので、春の訪れがとても楽しみです。
春が近づくと日の当たる部分が徐々に壁伝いに広がっていき、工場全面に日が当たるようになると初夏を迎えます。 真夏の頃から少しずつ日陰が広がり全く陽が当たらなくなると真冬となる。 毎年のことですが、季節の日時計のようで面白い ^^
相場は一向に春に向かいませんが、季節は確実に移っているようです。
さて、春の兆しを探しつつ、相場を検証してみましょう ^^;
期待の持てない展開の中で希望を見つけるのは難しいですが、ポジティブシンキングで行きましょうね ^^
原油相場の下落が商品相場及び金融相場まで大きく揺らしています。
原油は人間生活の中に多種多様に利用されていますので、連想ゲームには事欠かない^^;
原油相場の下落によって、産油国の収入が減り国家財政が行き詰まるとか、エネルギー価格が下がることで金属の生産コストが下がるから金属価格も安くなるとか。
また、ガソリンが安くなるからエコカーは売れなくなるとか。
原油安により物価が上がらなくなり、デフレになるため企業活動が鈍るとか。
挙げたらキリが無いほどの悪材料です。
最初の下落場面では原油安は各国経済にプラスであると言っていたけど、今となっては下がり過ぎとなり、悪材料しか語られない。
でもねえ、もともと20ドル~30ドルくらいの価格だった商品ですし、中国バブルで147ドルという超高値を付けただけと考えれば、通常の価値になっただけとも考えられる。
今、考えなきゃいけないのは本来の価値でしょう。
それが20ドルなのか10ドルなのか・・・。
今現在は30ドルくらいですから、タダになっても30ドル下がるだけだと超ポジティブシンキングで行けば、今までよりも下げ幅は小さいのだ ^^
また、ガソリンが安いから燃費の良くない車が売れていると報道されていますが、ドバドバとガソリンをぶちまけてくれたら、原油使用量は増加するんじゃないだろうか。
どこかで悪の循環を断ち切らなければなりません。
そのネタは、なんでしょうか?
例えば、ユーロ圏の金融緩和。 ドラギ総裁がんばってください。
または、アメリカFRBが追加利上げを見送るとか。 イエレンさん、お願いします。
日本銀行の追加緩和。 黒田バズーカ炸裂。
こんなところが想定されますが、世界の資源価格の方向を決めるのは中国しかありません。
中国経済の成長鈍化が、今回の暴落の最大テーマですので、中国発のニュースが相場の悪循環を断ち切る唯一の希望でありそうです ^^;
自分では何ともできない相場環境にイラつく場面も多いですが、天に唾を吐くようなものだと思いとどまる事はや10か月です。 長いなぁ~ ^^;
目先は緩和期待で相場は落ち着きを取り戻すと思われますが、本格反転には中国の旧正月明け以降になんらかの良いネタが必要ですね。
他力本願ですが、なんとかしてほしいところ。
良いネタで思い当たるものは中国当局の景気対策ですが・・・過剰設備の削減に手間取っていますので極端な政策は出し難い。
期待したいのはシルクロード計画によるインフラ整備。
ちょっと構想がデカすぎてピンと来ませんが、なんとも資源を大量に消費しそうな響きがあります。または中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想に反して50を超えて来たとか。
50が改善と悪化の境目とされていますので。 現在は48程度。
重いねぇ~^^;
ただ、昨年も減速してきた中国経済の成長ですので、前年同月比という指標ではハードルが下がっている。
大した数字じゃなくても、プラス転換したように感じる?かも知れない(笑)
商品は需給関係で価格が決まりますが、今回の相場はセンチメント(投資家心理)が相場の方向を決めています。
タダになることは無いと覚悟する事も必要ですが、上げ余地の方が大きいと前向きに考えてがんばっていきましょうね ^^
っと、ポジティブに絞めたところでまた次回に。
ではっ。