201810/20
スクラップ原料とは??
おはようございます。
秋空が広がる東京日金本社です。
午前中は青空が広がるとの予報ですが、午後からは雷雨になるところがあるらしい。
秋の空は女心に例えられますが、男性側から詠んだ句なのかな??
詳しい事は知りませんが、フラれた男の詩なのでしょうか。
そのように本日の天気は急変するとのことですが、女心は怖いのね ^^;
要らん話はさて置き、今の時期が現場仕事には最適ですね。
暑くもなく寒くもなく。
先日、北海道に行きましたが東京の冬くらいの寒さでした。
もうすぐ雪がふるのでしょう。
雪虫と呼ばれている虫が飛んでいました。
白い綿毛のような虫ですが、それが飛ぶと2週間以内に雪が降るらしい。
これも季節の移り変わりの知らせなのですね。
東京もこれから気温が下がり冬を迎える。
皆さんも風邪などひかないように気をつけましょう。
さて、今日のお題はスクラップ原料とは?です。
スクラップ業界では、中国の環境規制による雑品、雑線の輸出が出来なくなるなど、大きな変化の時期を迎えています。
この時期だからこそ、スクラップ原料について真剣に考えなければいけない。
そもそもスクラップ原料は、材料で言えば2級品の位置に据えられている。
地金などの原料が材料において一級品とすれば、スクラップ原料には品質において少なからずリスクが存在しています。
スクラップ原料はいろいろな原料が混在している物も多く、人間または機械によって選別することとなる。
原料には、多種多様なものが存在し、その成分値も様々です。
それを選別するのですから、100%ピュアな原料を求めるのは基本的には不可能とされている。
100%を目指してもヒューマンエラーを防ぐのは困難だという考え方からですが・・・。
品質において地金よりもリスクがあるので、価格がディスカウントされて流通されると理解しています。
至極当然のことです。
品質と価格がバランスすると考えれば当然ですね。
スクラップ原料は、それを使用するメーカーさんとだいたい3か月ごとに契約を結びます。
相場に関わらず決まった数量を決まった条件で納入するという契約。
ですが、今のスクラップ業界は無いもの高というか、販売条件よりも契約の履行を優先して
売る価格よりも買う価格の方が高い。
これじゃあ、儲かるわけがないですよね ^^;
なんで? この契約をするの??
商品の価格が需給関係で決定される原則が守られるのなら、価格競争の原理が働いて販売価格が上昇して利益が残りますが、契約条件が決まっているので儲からない。
そんな契約を履行しても誰も幸せにならないよねえ、ホントに。
思い切って、契約をなくすのも一案か。
私たちスクラップ業界も原料について考え直さなければいけない。
このまま、メーカーの条件通りに納入してもリスクはすべてスクラップ業界持ちになるだけのように思う。
スクラップ原料はもともと地金よりも品質リスクがあるから価格がディスカウントされています。
価格のメリットがあるのだから、メーカー側にも歩み寄りを求めたい。
このままでは、リサイクルの仕組みが壊れてしまう。
スクラップを扱う私たちも、地金に匹敵するほどの品質を作る技術をつけなければ、メーカーさんにメリットを与えられない。
メーカーとスクラップ原料、お互いの距離の近かった昔の日本のリサイクルに今一度立ち返る時期に来ていると思います。
文句を言いたいわけじゃない。
原料としてのスクラップという考えを真剣に考え直すことが必要だと思う。
スクラップ屋とは言いますが、原料問屋と名乗る人が少ないのでは。
日金は、原料問屋として日々努力していこうと考えています。
確かな技術で地金に匹敵するスクラップ原料。
これが目指す道だと考えています。
相場の話しは無かったね。
今はよくわからない ^^;
そうそう、新車の大型トラックが来週納車予定です。
初めて、ブログに写真を載せてみる予定。
盗難から頑張っている所を紹介したいのです ^^
次回は銅相場の話しも・・・。
ではっ。