日金ブログWEBLOG

202001/22

中国再生原料について

おはようございます。

今日は寒いですねえ~ (T-T)

東京は空気が乾燥している為か、寒い地域からいらした方も寒いとおっしゃる。

気温的にはそんなに低くはないのですが、なぜでしょう??

ブログ担当の考えでは、寒いという覚悟無いからかも知れないと思っている。

だって、寒い地域に行くときは、寒いのを覚悟して行きますよね??

どこか中途半端な気分が寒さに耐えられないメンタルを作るのかも知れません ^^;

いきなりの精神論 ^^

まあ、どうでも良いことでしょうか。

あと、2ヶ月は寒い時期が続きますね。

今年は雪も記録的に少なく暖冬だそうです。

寒いと言っているのは私だけ??

夏が好きなブログ担当は、冬が苦手なのです ^^;

 

さて、表題に書きましたが、中国再生原料の規格が発表になりました。

今まで、中国が輸入するスクラップは固体廃棄物の扱いで輸入する際にライセンスによって数量が規制されていました。

廃棄物から原料という扱いへの変換です。

大きな一歩と言えるんじゃ無いでしょうか?

確かに金属の製品を作る為に使用される大切な資源ですので、廃棄物というカテゴリーに入れるのは適正ではないですね。

再生原料=リサイクル原料です。

いよいよという感じです ^^

今までの中国では雑品や雑線という商材を大量購入して、国内の業者さんが選別処理してメーカーに納入する事で金属製品を製造してきましたが、その時代も昨年の輸入規制により終焉を迎えました。

2000年頃から始まった中国による資源の大量購入バブルも形が変わりつつあると理解しています。

雑品や雑線などのスクラップはゴミなどが大量に混入しています。

まあ、意図的に混入していた輩もいるのでしょう。

それほど品質管理が分かり難く、管理が甘くなる商品と言えました ^^;

要するに品質は後回しで大量であることが条件になっていた時代もありました。

戦後の日本がそうであったように国内の発生原料は無いに等しく、需要は海外から購入しないと賄えない時だったのでしょう。

国内インフラが整備され、人民の暮らしが豊かになっていくと、海外から購入した原料の品質が悪く国内の環境に大きな負荷を掛けている事に注目が集まります。

高度経済成長期の日本がそうであったように、国内での公害問題がクローズアップされてきました。

その後、ライセンス制の輸入規制を開始し、徐々に品質管理を強めていった結果が今回の再生原料なのでしょう。

今回の発表によって日本国内の原料事情も変わってくるかも知れませんね。

現在の所、中国に輸出するにはライセンスに則った数量のみ可能です。

これは、今年の7月1日から始まる中国再生原料の新ルール前まで。

日本の国内製錬メーカー、国内伸銅メーカー、その他のメーカーの需要は米中貿易戦争のため減退気味な所に中国の輸入規制ですので、いま国内には原料が滞留しています。

売るに売れないので買うことも出来ない状態が続いています。

まずは荷余りが解消される見通しが立った事は重要です。

さらに価格の安値乖離が解消され適正価格になっていくかも知れません。

国内問屋さんと中国筋の集荷業者さんと入り乱れての過当競争にならなければ良いのですが・・・。

それが心配 ^^;

口銭を削って集荷競争しますので、体力消耗が激しくなってしまいます。

残念なことに、スクラップ業界は参入障壁がとても低い業界です ^^;

『今日からスクラップ屋です』と言えば、どなたでもスクラップ屋さんの社長になれます。

本音を言えば、国内のリサイクル業者に基準を設けて環境負荷の少ない業者さんに免許を与える仕組みにして参入障壁を少し高くする事で良い会社が育つと思っているのですが・・・。

現実は厳しいですね。

雑品や雑線のような、品質が混在する商品が認められていない今回の再生原料の規格が本来の問屋さんの力量を測るかも知れません。

日金では、日頃から行っている厳しい品質管理にさらに重きを置き、自分たちに出来ることを高めて行こうと思っています。

これによってフェアーな競争が行われるのなら望むところです ^^

品質と価格がバランスしている取引を目指して行きたいと思います。

 

指がかじかんできました (゚∀゚)

事務所にいても寒いなんて言ったら現場の人に怒られそう ^^;

まだまだ寒い日が続きますよ。

皆さん、風邪など引かぬように。

ではっ。